第3回 自分サイトを分析できるウェブマスターツール 基本編

はじめてのSEO対策」も今回で3回目です。前回の記事では、ウェブマスターツールの導入方法を紹介したので、今回は SEO 対策の為にウェブマスターツールでチェックすべきポイントを紹介していきます。

 

googleanlystics等のアクセス解析も自分のサイトを分析する上では欠かせないツールですが、ウェブマスターツールは自分のサイトに問題がある場合はとても重要なツールとなります。
ウェブマスターツールがどのようなツールか前回の記事「第2回 自分のサイトを知る為、ウェブマスターツールに登録しよう」で解説しているので、一度読んでみて下さい。

 

googleから分かりやすい動画も出ています。日本語字幕を表示してみる事も出来ます。

 

ウェブマスターツールの基本

ウェブマスターツールでは、様々なホームページのデータを見る事が出来ます。
今回は SEO 対策を行う上でウェブマスターツールを活用して最低限このポイントはチェックが必要だろうという項目を紹介していきます。
そこから、徐々に自分でウェブマスターツールにある項目を理解していって頂ければと考えています。

 

ではどのような項目をチェックするのか

  • ・HTMLの改善
  • ・検索クエリ
  • ・クロールの統計情報
  • ・サイトマップ

この4つの項目を解説していきます。

HTMLの改善

descriptionやキーワードの問題を中心に問題のあるページをgoogleが教えてくれます。
左メニューの「検索のデザイン」→「HTMLの改善」をクリック

 

キーワードや description が

  • ・重複しているページ
  • ・文字数が少ないページ
  • ・文字数が多いページ
  • ・記述のないページ
  • ・タイトルの情報が不足しているページ

等を教えてくれます。注意が必要なのは、修正してもなかなか更新されずにずっと警告が続くので、修正した後はしばらく待つ必要があります。

検索クエリ

ウェブマスターツールの中でもとても重要なデータを見る事が出来る項目です。
左メニューの「検索トラフィック」→「検索クエリ」

 

ここでは、検索時に自分のサイトが

  • ・キーワードの数
  • ・表示回数
  • ・クリックされた回数
  • ・キーワードの平均掲載順位
  • ・CTR(クリック率)

等を確認する事が出来ます。

 

例えば、検索結果の表示回数の高いキーワードがあるけどクリック数が10未満なんていうキーワードも出てきます。

その場合は、検索結果の画面に表示されるタイトルや description に魅力がない為にクリックしてもらえていない可能性がありす。
このようなページの改善をする事が出来れば、アクセス数は上がります。

クロールの統計情報

ここでは、google のロボットが訪れたデータを確認する事が出来ます。日々しっかりと更新しているのであれば、この数値は徐々に上がっていきます。
逆に更新が減ると下がるので、自身のサイトが google にどれだけ見られているかの指標になります。
左メニューの「クロール」→「クロールの統計情報」をクリック

サイトマップ

自身でgoogleに送信しているサイトマップのページ数と google のインデックスに登録されているページ数を確認する事が出来ます。

 

ここで、送信しているサイトマップのページ数とインデックスに登録されているページ数に大きな開きがある場合は、ページに何かしらの問題あるという事です。
インデックスに登録されない理由は、google のページで解説しているのでご確認下さい。

これまでの「はじめてのSEO対策

まとめ

ウェブマスターツールには、今回ご紹介した機能以外にも SEO に役立つ機能が沢山有ります。
今回は、自身のホームページを分析し、改善できる項目を中心にご紹介しました。ここで分かった問題点を解決する事が、SEO 対策の第一歩となります。
次回の記事では、今回のHTMLの改善で問題がでた場合は、キーワードやディスクリプションについて書くのでよろしくお願い致します。